京都の子育てや保育にたずさわる1人のひとりごと
子供をくもんに行かせた理由と良かったこと
私の子どもは5歳になる春からくもんに通っています。4歳で保育園を卒園して、5歳から幼稚園に入学するときに合わせて、くもんに行かせることにしました。
幼稚園に入学する生活環境が変わるタイミングでくもんに行かせるのは、子供に負担がかかると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、保育園のときは朝から夕方まで保育園に居ましたが、幼稚園に通うようになり、幼稚園は午前で終了か午後に少しかかるぐらいで終わりなので、午後の時間に大分余裕が出ます。くもんに通うのは週に2回なのでそこは心配していませんでした。


【なぜくもんに行かせたか、くもんに行く理由】
保育園から幼稚園に変わるとわかっていた時点から、幼稚園になったらくもんに行かせると決めていました。もっと言うと、子どもにはくもんに行かせると、子どもがまだまだ小さいころから決めていました。
くもんに行かせた理由は大きく2つあります。

1つの理由は、くもんに行っている子はなんとなく勉強ができそうという個人的なイメージです。自分が小学校や中学、高校のころ、くもんに行っている、または行っていたという友達や先輩・後輩はなんだか頭の良さそうな人だったからです。頭が良いに越したことはありません。べつに京大や東大に行かせたいという訳ではありませんが、学校で勉強することをより理解できればという思いです。「1を聞いて10を知る」なんて理想はもっていませんが、「1を聞いたら1」「10を聞いたら10」は理解してほしいと思っていました。自分の経験から、学校で「1を聞いても、その1がわからない」から勉強が苦手になっていくように思います。

もう1つの理由は、勉強の習慣です。くもんの勉強スタイルは、教室に行ってもひたすらプリントをして、くもんの教室がない日も家でくもんのプリントの宿題をひたすらする、くもんの教室がそんなところであるということは、くもんに通わせる前から聞いていました。
なので、毎日わずかでも勉強する習慣がつけば、子どもが受験に向かって勉強するときや、本当に勉強しないと行けないときに、小さなころからくもんをしていた習慣が役に立つのではないかと思ったからです。

主にこんな2つの理由から、子どもをくもんに行かせると決めていて、5歳のときからくもんに通うようになりました。たいそうに理由を述べていますが、それほど強い信念や考えがあったわけでもありません。行かせるなら早い方が良いなという漠然な思いもあってくもんに通うことになりました。


【くもんに行って、くもんのことがわかった】
たまたま近くにあったくもんに申込んで、くもんに通うことになったのですが、そこの教室は先生がかなりくもんに熱心な教室でした。
くもんの先生がくもんに熱心なのは当たり前のように思いますが、くもんの教室の運営はフランチャイズ方式なので、どこの教室もくもんという出来上がった同じプログラムを導入しているわけですが、教室の先生によって子どもの勉強の進度が異なるようです。
私自身はくもんの経験がなかったので、子どもをくもんに通わせてから知ったのですが、教室によって、子どものペースに合わせて丁寧に進める教室の先生もいれば、子どもをやや急かしぎみで、子どもの力を出来る限り早く発揮させてぐいぐい引っ張っていくというような教室の先生もいるようです。
私の子どもが通ったくもんの教室は後者の先生がいる教室でした。この先生がくもんにかなり熱心だったのです。


くもんの全国共通の方針として、3学年先の勉強をしようというテーマがあります。毎年学年末の3月の時点で、自分の学年より3学年先の勉強に進んでいる子どもは「上位進度者」という認定を受け、その年の夏に開催される「くもん上位進度者のつどい」というイベントに招待されます。
わたしの子供も5歳になる4月からくもんに通い始め、1年後の3月の時点で算数については3学年先のプログラムをしていたので、上位進度者に認定され、その夏に上位進度者のつどいに参加してきました。
上位進度者のつどいでは、オブジェと呼ばれるガラスで出来た綺麗な正にオブジェをもらえます。オブジェをもらってステージに立つというとても誇らしいイベントです。このつどいに参加している子供たちは、みんな上位進度者なので、みんなくもんを一定以上頑張っている子だらけです。みんな頑張って勉強しているんだなあという刺激になりますし、オブジェをもらった子供はわが子も含めとても嬉しそうだったし、ステージにたつ子どもを見る親も誇らしく頑張った甲斐が報われるひとときです。

くもんがなぜ3学年先を目指すかと言うと、それは、学校で学ぶ勉強がより理解できるようにです。言わば学校の勉強の予習みたいなことでしょうか。「学校で学ぶことを確実に理解する」ということでしょうか、正に私が子どもをくもんに通わせた理由に一致します。


【くもんに行って良かったこと】
くもんに行って良かったということを触れる前に、くもんに行って嫌なこともたくさんあります。
最初は楽しくくもんに通っていた我が子も、段々勉強内容が難しくなってくるとくもんをするのが嫌になってきます。嫌がる子どもにくもんをさせるのは大変です。ただただ大変です。いろいろご褒美などで釣って机に向かわせるときもありますが、それも聞かないときがあります。
そんなときは、親もイライラしてきて、感情むき出しに子供を怒って勉強に向かわせ、子どもは泣いて、泣きながら勉強をする、泣きながらなので全然はかどらないという負のスパイラルに落ち込むこともしょっちゅうです。子どもにとっても親にとっても最悪な状況です。
でも、そんな状態のときであっても1枚でもいいから毎日欠かさずくもんを続けています、続けてきました。毎日、続けていれば熱心なくもんの先生の助けもあって、振返ると必ず前に進んでいることがわかります。そんなときは、子供に対してよく頑張っているという気持ちになるし、本人にも頑張っていることを伝えると嬉しそうに喜び、自分が頑張っている自覚が芽生えるようです。それでも、くもんはできればしたくないというのが子どもにとって本音のようですが。

くもんに通って良かったこと、いつの間にか勉強するのが当たり前という感覚が身についているし、学校の勉強で困ることはないという確信のようなものがあります。子どもが小学校にあがり、小学校生活が上手くいくか、どこの親も気になることだと思います。小学校の勉強をちゃんと理解しているか、友達と上手く付き合っているかなどなど、心配をしたらキリがありません。そんな中、小学校前の幼稚園からくもんに通っていたことで、また、これからもくもんに通い続けることで、学校の勉強で困ることはないと信じています。

一般論として「自分は勉強が苦手と自覚した瞬間」そこから、勉強が嫌いになり、勉強についていけないということがあると思います。小学校の勉強がしっかり理解できていて、小学校での基本が中学での勉強の基礎を支えるというように思うので、このまま小学校、中学校、高校と勉強に対する苦手意識なく、普通に勉強に向き合えるようになってくれればと思っています。

今のところは、そんなくもんの効果を実感していて、くもんに通っていて良かったと思っています。くもんに通っていて良かったこと、もう少しあるので、また書きます。(おわり)

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ここでの独り言は個人の意見や感想、体験であっていずれの所属や団体に一切関係ありません。
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